先日、久しぶりに「寅さん記念館」の中に入りました。
毎週のように柴又を散歩していますが、記念館の中に入ることはあまりありません。(入場料が必要ですので...)

いつもと特に変わらない展示物を眺めていたら、昔の懐かしい【赤電話】の光景を目にしました。そういえば、映画の中でも寅さんが10円玉を握りしめながら、実家の だんご屋 に電話するシーンが出てきます。

自分自身も昭和の時代、この電話機にお世話になった記憶が蘇ります。特に長距離電話をかけたときの10円玉が落ちていくスピードが速かったこと、、、
10円玉を入れるのに一生懸命で、話をするのがたいへんでした。
もういつから、この「ダイヤルを回して」という動作をしていないか...???数年、いや20年、いやいや、30年近くなるでしょうか...遠い遠い過去の出来事になってしまいました。
展示されている電話機には、ダイヤルの回し方が説明されています。

人差し指をダイヤルの数字にかけて、留め金のところまで回して指を離します。「ジー」という音をたてながら、ゆっくりダイヤルが元に戻るまでの間、、、
そうでした!!確かにこの感覚は、覚えています。
回転するダイヤルが、時間を巻き戻すように、過去の記憶が鮮やかに蘇りました。
時代とともに、すっかり電話のスタイルも変わりましたが、寅さんにはやはりこの電話機が良く似合います。
