「ラジオの製作創刊70周年記念号」が発売されました。
熱烈な読者、ファンということではないのですが、記念号ということもあり、自身の記念にもなるので購入しました。
定価は2,750円です。少し高いような、、、そんな気がします。

私が、この本を読んでいたのは、中学生頃でしたので、かれこれ50数年前になります。
購入するのは、小遣いの範囲で年に数回だったと思います。ほとんどは、本屋さんで立ち読みでした。たまに購入したときも、実際に製作することはなく、掲載された記事を読んで、当時は立体組み立て図でしたから、それを見て空想を膨らませていました。
時を同じくして、9月になって「防災」ということばがメディアで多くとりあがられていました。「災害時はラジオが...」というニュースが多く流れ、そういえば、家にラジオがなかったことに気がつきました。
最近は、ネットでRadikoを使ってラジオを聞いています。PC、スマホのアプリからBluetooth接続でスピーカーから聞く放送は、FM、AM、短波ともノイズはなく、受信感度も安定しているので、快適に聞くことができます。
前述の「ラジオの製作」という言葉に刺激?され、防災用も兼ねて1台購入することにしました。
ネットの記事、Youtubeなどで調べたのですが、簡易で安価なものから、かなり高価な高級機まで、様々な製品がありました。
日本製のラジオを想定していたのですが、今は中国、台湾の製品がシェアを多く占めているようでした。
【SANGEAN】【TECSUN】この二つのメーカーに絞ったのですが、YoutubeではTECSUNの方が感度は良いように見えました。特に、7MHzのアマチュア無線SSB通信を聞き比べている動画では、TECSUN製品のほうが断然、明瞭に聞こえていました。
とは言っても、ラジオで聞くのはFM、AMが主体となると想定していますので、Amazonで価格が少し安かったSANGEANの方にしました。

【ATS-909X2J】Amazonで、31,856円でした。
外箱はかなり大きめですが、本体はコンパクトです。手に取るとけっこうズッシリ、重さを感じます。
単3電池4本をセットして、さっそくFM放送を聞きました。関東地区の各放送が明瞭に聞こえます。音質も良く、ちょっとしたオーディオ感覚です。
内蔵のロッドアンテナを伸ばして、ラジオ短波を聞いてみたのですが、やはりノイズが多めで明瞭度に欠けるような気がします。
前述のように、家では【Radiko】主体ですので、外出時を含めてこれからは、このラジオでいろいろ試してみたいところです。

話は戻りますが「ラジオの製作70周年記念号」に、【空が輝いた時代】という寄稿がが掲載されていました。アナウンサーの大橋照子さんのエッセイです。
確かに、ラジオ放送が全盛だった頃がありました。記事もタイトルも全くそのとおりで共感でき、懐かしい思い出なども遠い時代を蘇らせてくれます。
ですが、個人的にあえて言わせていただきたいのですが、、、
電波は目に見えないものかもしれませんが、スタイルを変えて今も空で輝いてると思っています。使う周波数、モードなどは変わりましたが、地上デジタル、BS/CS、携帯通信、衛星通信、GPSなどなど、身近な近距離から宇宙空間まで、私たちの様々な生活の場面で電波は無くてはならないものです。
間違いなく今も【空は輝いている】と思っています。私もアマチュア無線を始めて50数年が経ちます。短波を使わせてもらって半世紀が経過したことになります。さらに、CW通信、モールス信号は、今ではアマチュア無線でしか味わえないコミュニケーション手段です。これからも人生が続く限りは【輝く空】に感謝し、一日でも長く無線を続けさせてもらいます。