CI-VコマンドのCWキーヤー

CQ 誌 2020 年 11 月号に掲載された表記のプログラムを使ってみました。

ここ数年来、出費軽減?のため CQ 誌の購入を控えていて、近所の図書館で愛読させてもらっています。そのため最新情報の入手が遅れがちになるのは仕方ないことなのですが、背に腹は代えられない?と思っています。

そのような状況で、先日図書館でバックナンバーの CQ 誌を読んでいたら、【 CI-V コマンドを使った CW キーヤーの製作】という記事が目にとまりました。使用しているリグは、IC-7100 ですので「これは使える?」ということで、早速貸し出しさせてもらいました。
※最新号の貸し出しはできませんが、過去 1 年間分のバックナンバーは保管されています。

タイトルは【製作】ですが、実際には PC を使用してリグをコントロールすることになります。使用する言語は【 Python 】です。個人的にはこれまで馴染みはありません。
とにかく、記事に従って Python の実行環境から構築しました。
1. Python の実行環境をインストール
2. シリアル通信用ライブラリ【 pyserial 】をインストール
 pipコマンドを使ってインストールします。
3. CQ 誌ダウンロード・コーナーから該当ソフトをダウンロード
ここまでが前準備になります。

4. 環境に合わせた設定
(1) CW 速度の設定
 CW 速度が、初期値「 25 」なのですが、私には少し早すぎるようです。通常 QSO で使用している「 21 」に変更しました。「wpm=21」
(2) CI-V アドレスの設定
 使用するリグは IC-7100 ですので、それに合わせて「 Rig=0x88 」に変更します。

(3) COM ポートの設定
 デジタルモード運用のため、既に USB でリグと接続しています。これが COM3 と COM4 を使っています。
 COM3 の方を指定し「 RIG_COM=COM3 」に設定します。
 COM のボーレートは「 RIG_BAUD=19200 」に設定しました。

これで設定は終了です。
実際に、このファイルを Python で実行させます。

簡単に使用でき、使い勝手もよさそうです。
ちなみに、初期状態ではソフトを終了するとき、「 CW ブレークイン」を解除するコマンドが送出されます。私の場合、そのまま CW モードでは「ブレークイン」で使用したいため、該当行はコメントアウトさせてもらいました。

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