新しい安定化電源

無線機の電源を交換してみました。
と言っても、新品の製品ではなく既に製造、販売は終了している古いものです。

GS-3000S DIAMOND 13.8V固定で出力電圧の調整はできません。
定格電流は30Aとパネル前面に大きく表示されています。トランス方式で、筐体は小さめですが、ずっしりと重さを感じます。計量していませんが、10Kgは超えているかと...
現在の運用環境は狭小スペースなので、スイッチング電源の筐体も小さく軽い製品を使っていました。特に不具合、問題があったわけではないのですが、個人的に電源は「トランス式」にこだわりがあり、ネットのフリマサイトで出品されていたものを購入してみました。

古いものですから、正常な動作が期待できるかわかりません。
とりあえず、パネルを開けて中の状態を確認しました。想像どおり...大きなトランスが筐体の半分以上の空間を占有していました。確かに DC 30A の電流を許容するためは、この大きさは納得できます。AC100V からの変換出力は、19.5V のみ専用のトランスのようです。

中の基盤、各部品はそれなりの年代ものばかりです。トランジスタも今では見かけないものです。各基盤、部品間の配線は、空中配線?で接続されています。半田のクラックが想定されますが、私の技量でこの配線、結線を補修すると余計に不具合を生じさせそうなので、今回は触らず現状を維持することが賢明そうです。

詳しい回路等は理解していないので、ザッと見ただけですが目視で異常がみられるようなものはありません。コンデンサの経年劣化が気になるところですが、取り替えることができそうにありませんし、まずは使ってみることにします。

ネットで、送料込みで約 4,000円 で購入したものです。
実際に無線機を接続し、数日運用 ( CW , FT8 ) を行いましたが、今のところ特に問題なく普通に使用できています。
電源スイッチをONにするとき、ボワッという感じの音がします。トランスの変圧が起動したときの独特の音です。ノスタルジックを感じますが、電源というデリケートな部分の装置ですから、経年を考えると今後の使用には注意が必要です。

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