8J1CBN チバニアン

月が変わり、そろそろ今年の終わりも見えてくる 11 月になりました。

1 日の日曜日は、千葉方面にドライブに出かけました。
特に目的地は決めていなかったのですが、とりあえず「養老渓谷」方面を目指してみました。
京葉道路 → 館山道経由で、市原 IC を降りて養老渓谷方面に向かいます。
向かう途中、「チバニアン」という看板を目にしました。

言葉に記憶はあるものの、「地層がどうのこうの...」という、テレビニュースの断片的な情報だけが留まっている程度です。
案内標識に誘われて、せっかくきたのだから寄っていくことにしました。

駐車場に車を止めると、数本のアンテナが目に飛び込んできました。あきらかに【 アマチュア無線 】とわかる光景に、チバニアン以上に興味が沸いてきます。
近寄っていくと「こちらは 8J1CBN …」という声が聞こえてきます。どうやら何かの記念局を運用しているようです。

車内の方は運用中でしたが、テントの下で機材の整備をされている方がいらっしゃったので声をかけさせていただきました。
「記念局を運用されているんですか?」
「無線をされているのですか?」
から始まり、少しお話を伺うことができました。


【 8J1CBN 】地磁気逆転地層「チバニアン」認定記念局ちはら台アマチュア無線クラブ / JF1YYZ メンバの方が、運用されていました。

記念局は、市原市役所のクラブ局コールを変更した記念局だそうで、来年、2021年 3月 31日まで運用しているそうです。


お話をさせていただいたのは、JE1XRK@石橋OM でした。話している途中、個人 LOG を検索していただき、JA4TUJ のコールでは過去に数回 QSO していることがわかりました。VY TNX!
個人的には、まだ記念局と交信していませんので、聞こえたらぜひコールさせていただくことを申し上げて、運用のお邪魔にならないようその場を失礼しました。

駐車場から、「チバニアン」の地層が見える場所までは少し歩きます。約 500 m、10 分弱ほどの休耕田が続く下り坂でした。
途中に案内標識があるので迷うことはありません。
道なりに進んでいくと養老川のせせらぎが聞こえてきます。
増水したときは、地層の見える川岸に降りることができないようですが、この日は水も少なく、川岸に降りると、太陽の光を浴びた川面がキラキラと光っていて、とても綺麗な光景に出会いました。

「養老川流域田淵の地磁気逆転地層」と言うそうです。
直角に約 6~7 m 程度、茶色い崖が切り立っています。
川面から見上げる形でその地層を見ることができました。
手に説明用のパンフレットを持っていて、実際の地層を見比べながら「ふむ、ふむ...」と、いにしえ?を遡る短いタイムトリップを味わうことができました。
パンフレットがないと、一体これが何を表しているのか、私には全く理解することができない情景でした。
約 77 万年前の地層だということですが...当然、その時代の出来事、光景など想像することはできません。脈々と流れる地球の時間、歴史だけが知り得る記憶です。

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